明日を翔ける〜天翔〜




アスカが罪悪感で苦しんでいる、といった百合。


私に対しての罪悪感?

それは、私が怪我をした日に起きたことが必ず関連しているはずだ。


「…あの日、バレンタインの日。


族どうしの抗争に利用された形になったゆかりちゃんは、不意をつかれたアスカを、体を張って守ったんだよ。

俺たちが駆けつけた頃には手遅れで、鉄パイプで頭を殴られた後だった。」


「…鉄パイプ!?
それは痛いはずよね…。」


無意識に頭を触ると、悲しそうな顔をしたアスカが手を伸ばして、私の手に、大きくて骨ばった手を重ねた。