「…あなたたちは、何者?」 「俺たちは暴走族「天翔」だ。」 記憶の片隅にひっかかるような、そんな響き。 彼らの与えるどの単語も、私の口によく馴染んだ。 「俺は総長、アオイアスカだ。」 そう言って目を伏せるアスカはやっぱりどこか切なげで、私を悲しくさせる。 『そんな顔をさせたいわけじゃ無いのにーーー。』 頭の何処かで、そんな声が響いた気がした。 「何がそんなにアスカを悲しませているの?」