明日を翔ける〜天翔〜




「…俺たちはまたお前に、選ばせにきた。」

アスカはそう言って、私をじっと見つめた。

またーーーーー?


私は一度、選択をしたことがあるということだろうか。


「…俺たちのことは忘れて普通の人生を歩むのか。

また俺たちの所に来るか。

この2択だぜ。」


ヨシツネ君はそう言ってびしっとピースサインを作った。


「あんたが記憶喪失および怪我をするハメになったのは、俺らのせいだ。」

ナナオはそう言って私を見つめる。


「俺たちはゆかりちゃんを守ると言って、ゆかりちゃんは俺たちに守って、と言って、その信頼関係の元、

去年の10月の終わりくらいから、今まで一緒にいたんだ。」


たった4.5ヶ月。

きっと彼らの与えたものは、時間よりも大きなものだったに違いない。


それでも、私はまったく思い出せなかった。