明日を翔ける〜天翔〜




それから1週間、いろいろな人が病室にやってきた。


誰一人覚えていなかったし、アブナイ頭の色をした人ばかりだったけど。


暖かい笑顔に、記憶をなくす前の私はどんな私だったんだろう。



そればかり考えるようになった。


あれからアスカもその友達?も、一度も病室に来なかった。


誰に聞いても困った顔で笑うだけで、私は聞くのをやめた。


あの可愛らしい女の子だけは毎日のように遊びに来た。


百合というらしい女の子は、よく笑う素敵な子だった。