目の前が一瞬朱に染まった。 息が止まるような、重い重い衝撃に頭が割れるような痛み。 後悔なんて、しないから。 …そんなかなしそうな顔しないで。 「ゆかり…!ゆかり、おい!」 「ゆかりちゃん!!! 救急車、救急車だ!!!」 明日翔が無事なら。 それでいい、私は大丈夫だから。 「…そんな……顔しないで。」 私はそう言うと 闇に引きずられるように意識を手放したーーー。