終わった。 終わったと、終わったと思った。 明日翔はその場にがくりと膝を付いた。 「明日翔…」 いろんなところから血を流す息の荒い明日翔に、私は一歩一歩と近づく。 下の喧騒はまだ続いている。 さっきの話だと、真白勢50にたいして天翔は20。 誰も上に来ないと言うことは、多勢に無勢でも踏ん張ってくれていると言うことだ。 …早く、みんなに伝えなきゃ。 みんなと一緒に帰るのだ。