明日を翔ける〜天翔〜



「あーあ、まったく、本当にあんたんとこの姫さんは……邪魔やねぇ。

…でも、そんなボロボロの体で何ができるんかな、明日翔さん。」


もちろん無傷な真白は、膝をつく明日翔を見下ろして言った。


「……やられっぱなしってのも、ねぇだろ。」


ゆらりと立ち上がった明日翔は、真白と距離をとった。


「潔く負けとくって頭、ありまへんの?」


「…器量を見誤った馬鹿が。」


私が呆然と立ちすくむ前で、最後の喧嘩が始まった。