明日を翔ける〜天翔〜




「…ゆかりちゃんってすごいなぁ。」


お手洗いを済ませると、化粧なおしをしている彼女はそう言った。


「なにが?

…無理して合わせてるあなたの方がすごいと思うけど。」


彼女はあのきらびやかな集団に紛れ込むのに必死なように見える。


「ううん。
そんなことないよ、自分がないの。
ゆかりちゃんみたいに、イヤなことはいやって言えなくて、不安なの。」