すぐにコンビニにたどり着くと私は
ぞくりと、背中に悪寒が走ったーー。
帽子をかぶった、雑誌を読んでいる男のある一点に、ひどく見覚えがあったから。
…蛇のピアス。
あんな悪趣味なものをつける男が、他にいるだろうか。
……そういうこと、ね。
「ゆかり先輩、お待たせしました。
…行きましょう。」
その言葉に頷くと、私は思い出したようにいった。
「あぁ、どうしても食べたいものがあったんです、少し待っててもらえるかな。」
とうとうにそういった私に少し怪訝な顔をした彼女に気づかないふりをして、カウンターに向かった。


