明日を翔ける〜天翔〜




「…あなたの頑張った証でしょう。
どんなものだって、明日翔が受け取らないはずない。

明日翔はそんな人じゃないってわかってるでしょう?」


きっと、気後れしたにがいない。


明日翔の前に積まれたきらびやかで売っていそうなチョコレートの数々に。


イマイチ恋愛の方はよくわからないが、こういうことには鋭い方なのだ。


その言葉に弾かれたように顔を上げた金髪の少女に、私は微笑んだ。

(ここまで言ったんだから、泣かすなよ明日翔ぁっ!)

私なりの圧力でもあったのだが。


「明日翔…」

由衣夏さんは顔を真っ赤にして、ずいっと箱を押し出した。


…かわいいなぁ。


「…さんきゅ。」

明日翔も私の圧力を察したのか、素直に受け取った。