明日を翔ける〜天翔〜



「明日翔、なんでそんな顔してんの。」

眉間に深々と刻まれた皺を人差し指でぐりぐりする。


…大魔王にこんなことできるのは、私くらいじゃないかなんて、ちょっと恐ろしくなった。


「…あいつは従姉妹だ。
一個したで、今学期から転校して来た。」

「そうなんだ、可愛い子だね。」

道理でみたことのない顔だ。

1人で納得していると、さらに明日翔の顔が険しくなる。


「…はぁ。
明日翔、言わないとわかんないこともあるよ?」


今回ばかりは読解不能である。


気を利かせた3人組は、黙って部屋をでていってしまった。