明日を翔ける〜天翔〜



「余裕ぶっちゃって、なんなのよ!」

目に涙を溜めた金髪少女は、そういって掴みかからんばかりに身を乗り出す。

…言ってる意味が、よくわからないんだけど。

なにに余裕?

考えれば考えるほどわからないし

あの子が口を開けば開くほど、隣の男は不機嫌になっていく。


「よくわかんないんですけど…。
これ以上明日翔不機嫌にしないでもらえますか、ご機嫌とるの大変なんですよ。

…なにか気に障ることをいったのなら謝ります。」


大きな目を見つめて言うと、彼女は顔を真っ赤にして去っていった。