「私はね、私は、明日翔の未来のお嫁さんなんだから!
急に彼女ができたっておばさんに聞いて来てみれば…
明日翔は未来の旦那さんなの!」
そういって彼女は明日翔に抱きついた。
まさにピシリと空気が固まる音がしたと、自信をもって言える。
「いい加減にしろ。」
聞いたことないくらい低い声が、部屋に響いた。
ここまでくると私は頭を抱えることしかできない。
「今日は帰れ。」
金髪少女を無理矢理引っぺがした明日翔は、冷え冷えとした声で言った。
「明日翔、私気にしてないしいいよ?」
泣きそうになる女の子がかわいそうになった私は、そういって問題集に目を落とした。


