明日を翔ける〜天翔〜



「やけに積極的だったな。」


そういった明日翔に赤面した私はシーツに潜り込んだ。


「……ゆかり

昨日、なんかあったか?」


シーツごと抱きしめられながら、明日翔は静かにそういった。


「ううん、大丈夫。」


あの時感じた不安は姿を消して、今はこんなにも満たされているから。


「…そうか。」


「ありがとう」


気づいてくれて。

きっと勘のいいこの男のことだ、否定しなかった私の言葉に何かは感じていると思う。


…でも、ほんとに些細なことだから。


大丈夫、という気持ちを込めて、私は明日翔を抱きしめたーー。