明日を翔ける〜天翔〜




「ゆかり。来い。」

冷たい目で促された私は、渋々と明日翔の股の間に座らせれて腹には腕を回される。


何度目かわからない、不機嫌な時の癖に肩を落とすと、その場は笑いに包まれた。


高1の終わりに突然告白されたのは鮮明に覚えてる。

…私にとっては、親しい友達以外の何物でもなかった。


「須玖、ニブすぎるでしょ。
1年かけても落とせなかったのに、明日翔さんなんか瞬殺だもんなぁ。」


やっぱ顔かぁ…っと泣き真似をする二郎に私は首を傾げた。


「?二郎はかっこいいと思うけれど。」

不良に美形が多すぎる。

芸能界が不作なのも納得である。


その言葉にきつくなる抱擁と皆のため息に、私はただただ困惑するかなかったほだった。


「まぁ、この2人には、運命的なモノを感じるよね、いろいろと。」


〜〜〜〜〜〜っ。


ハルさんのしみじみとした一言に、私は赤面せざるを得なかったのだった。