「どうもお待たせしましたー!」
軽い調子で部屋に飛び込んできたのは。
「じ、二郎…。」
かなり見覚えのある、目が覚めるような金色の髪をした男だった。
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「まさか須玖が天翔の姫さんだったとは…。」
「二郎が総長のが驚きだ。
…不良なのは知ってたけど、先生の息子が総長だったなんて。」
私の隣でしみじみとする二郎に、周りはポカンと口を開けた。
「親父も昔族はいってたんだぜ?」
「え…。あの優しげな山田太郎先生が…?」
私は呆然とした。
「皆気づいてないだけなのかな。
周りに暴走族が、たくさんいるものだって。」
今や私の周りは暴走族のメンツのみである。
「…須玖くらいだけだと思うぞ。」
うなだれる私に、とても笑えない一言を彼は落とした。


