明日を翔ける〜天翔〜




「雪の前で裸になったのは気に食わない」

むすったれた表情で私の頬をつねる明日翔に私は眉をひそめた。


「雪ちゃんは性的な目でみないもん。」


「……あいつも男だぞ。」


そういってため息をはく明日翔に、私はニヤリと笑った。


「雪ちゃんのこと信用してるくせに。
これが義経君だったら「殺す」…。」


即答で返した明日翔に声を立てて笑うと、明日翔は私をじっと見つめた。


「…たまには化粧もいいな。」


「なっ……!んっ……」


私の言葉を封じ込めるように、甘くて少し荒いキスにとらわれたのだった。


「も、むり……」

甘すぎるスウェット姿の男に乱されるのがなんだか悔しい。


「これ以上したら、下着が大変なことになるからな。
やめておこう。」

「なっ!」

ニヤリと自分の唇についた紅を拭った明日翔に、くらりとしたのは内緒だ。