「…なに散らかしてんの。」




3箇所に散って掃除にいそしむ総長と副長と参謀の構図に、私はため息をついた。




俺は下のやつと片付けするから〜、とでていった義経君の後ろ姿を一瞥すると、私は腰に手を当てて言い放った。



「明日翔は高いとこの拭き掃除。
雪ちゃんは私と一緒に取捨選択。
七尾はいらない雑誌まとめて。」



半日かけて3人の片付け下手な男達と、なんとか幹部御用達ルームを掃除し終えたのだった。