「…明日翔、どこいくの?」 器用に私を抱えたままキーカードを使った明日翔は、何時もの部屋を当たり前のように通り過ぎて長い足でツカツカと歩く。 「今日は泊まってけ。」 黒塗りのドアを開けた明日翔は、そう言って私をベッドに落とした。 …ここにってことでしょうか。 仮眠室じゃなくて、ここに連れて来たということは 「明日翔も?」 「当たり前だ。」 一緒に、ということだ。