固まる明日翔に私は背中を預けた。



「心配する必要ないことくらい、わかってるくせに。」


他の人にぶれるなんて考えられない。


「………お前ら目つぶってろ。」



「え?………っ!」


やられた。


全員が明後日の方向を見る中、目の前は明日翔でいっぱいになったのだった。



最近新しくわかったことがある。


蒼井明日翔という男は


甘すぎる男だということだーーー。