「それじゃ、総長。」
雪ちゃんの言葉で、また会場が静かになると明日翔が前にでた。
明日翔が前に立つと、ピリッとした緊張感に包まれる。
「2時間後の走りはゆかりも一緒だ。
いつも以上に周りに気を配れ。
調子乗りすぎるなよ。
今からは無礼講だ。
いいか、酒だけは飲むな。」
明日翔があれこれ話してる間に、私は七尾の横に立った。
「七尾はこういう時話さないの?」
そういえばそういう姿を見たことがない。
「話すことないし…義経は話したいから話してるだけだしな。
基本的に雪が仕切ってるんだ。」
なるほど。
つまり、義経君がでしゃばりだということだろう。


