「好きだ。」 暗い部屋で、お互いの表情もまともに見えない。 そんななか、その低くて甘美な一言がストン、と私の心の中に落ちた。 こんな望み通りでいいのかと疑ってしまうほどに。 「…………好き。」 好きが溢れ出る、ってこう言うことなんだと思う。 つぶやくように、するりと、滑り出た私の言葉に、心が震えた。 「好き……明日翔が、好き。」