明日を翔ける〜天翔〜




「今日の明日翔は…素敵すぎて直視できない。」


ヘアワックスの香りなのか、いつもと違うほんのりした香りにドキマギしてしまう。


それと同時に、ほんの少しの変化でこんなにも乱されてしまう自分に戸惑った。


「…お前な。」


外は薄暗くなり始めていて、夕日の差し込むだけの部屋は少し暗い。


そっと肩口に頬を当てて、私はその広い背中に腕を回した。


もしかして今日2人きりなのは、今しかないかもしれないと思ったから。


「もう知らねぇ。」