明日を翔ける〜天翔〜




百合にもメアドくらい聞けば、と助言したのだが、内気な彼女が踏み切れるわけもなく。


非常に、非常にもどかしい。


「もうゆかり、メアド教えてやったら?」

「たのむっ!!!」


呆れ顔の三鷹くんと、懇願するよっちゃんくんに、私は仕方がなく折れた。


自分で聞け、と拒み続けてきたんだけど…


ここは友達として、一押ししてやるか!と思い立ったわけで。


「…ほら、送ったげたから。

頑張らないと、百合イメチェンしてモテモテだし取られちゃうよ?」


「さんきゅ!!
俺、頑張るわ!」


…そんなことは絶対ないと思うけどね。


三鷹君と顔を見合わせて、やれやれと息をはいたのだった。