明日を翔ける〜天翔〜




「初めは冷血少女なだけだと思ってたけど…。

本当は誰よりも優しいんだよね。」


「な、なにいきなり。」


コイバナからいきなり褒められたものだから、私は思わず赤面した。


そんなことを言われたのは初めてだったから。


「でもね、ゆかりちゃん。
私はもし、2種類の「スキ」が重なったら…すごく素敵なコトだと想うよ?」

百合はにこりと笑ってそういった。


「…そう、かな?」

「まぁでも、私からみたゆかりちゃんは、完全に恋に悩めるおとめだけどね?

大体、キスが嫌じゃなかった時点でもうわかると思うんだけど。」


呆れたような顔をする百合に、私もコクリと頷く。


「だよね、それはそうだよね…。」


私だって誰にでもなびく尻軽女だとは自覚していないし。