「材料ないし…近所のスーパー行きたいんだけど。」 そこまで言うと、私はやれやれと明日翔の横に座った。 こっちが優勢とあらば問題ないのだ。 「一緒に買いにいこう。」 そういって隣で子供のように不貞腐れる高校2年の男にそっと寄りかかった。 「…行く?」 「仕方ねぇ。」 やっとその重い口を開いた明日翔に、思わず笑みがこぼれた。 「可愛い…かもしんない。」 「あ?」