「一人娘で、可愛くて仕方がない、とてもいい子だと、宗一郎さんは言ってた。
なかなか帰れないでいたらメールをくれるんだとかいって自慢もされたな。
俺と同い年だから、俺のことも息子に見える、そう言ってくれた。」
あぁ、そうだーーーー。
懐かしむような目をする明日翔の言葉に、私の記憶の引き出しがひきだされた。
「そういえば出張先に、無口で愛想のかけらもない子供がいるっていってたかも…。
息子みたいで楽しいとか…あぁ。
久々にあったら背を抜かされたって萎えてた、お父さん。」
お父さんも低くはないけど、明日翔と対抗するにはちょっとさみしい身長だ。


