明日を翔ける〜天翔〜



俺は…いってなかったと思うが父親がいないんだ。


そんなのを知ってか知らないでか、宗一郎さんはその3日間だけは飯に連れてってくれたり、嫌がる俺を無理やりドライブに付き合わせたり、とまぁ、よくしてくれてな。」


…いかにもお父さんらしい。


私も気が乗らないのに無理やり車に詰め込まれていろんなところに連れて行かれたなぁ、と今更ながらに思い出した。


「夏頃から仕事が本格的になったのか、本部があるこっちによく来てたんだろうが、よく顔を出すようになった。


だいたい飯はハルがその時バイトしてた食堂で、だからハルも宗一郎さんのことしってんだ。


その時くらいから、宗一郎さんはよく1人の女について話をするようになった。」