明日を翔ける〜天翔〜




iPadをずいっと前に出すと、七尾が受け取って中身を確認する。


「…こんな情報を、1人でーーー。
俺たちに明け渡していいのか。

なにか、するつもりだったんじゃないのか。」


凄いスピードで情報を確認する七尾にそう言われて、私は肩をすくめた。


「父も何か掴んでたみたいだし、新田をつぶせたらとは思ってたんだけど、一人でやることに限界も感じてた。

つまり、ギブアンドテイクよ。

私は天翔を信頼してそれを渡すから。
きちんと有効活用してね?」


そう言ってクスリ、と笑う。

なんだか肩から荷がおりた気分。