「これから両親を殺した相手と一緒に暮らさなくちゃいけない。
だったら、それを利用してやろうと思った。
私をなにも知らない小娘だと思ってた叔母のおかげで何もかもうまくいった。」
流石に我慢できなくなって出てきちゃったけどね、そう言って肩を竦めると、雪ちゃんが口を開いた。
「ところでどうやって情報を聞き出したの?」
「あぶねぇことしてないだろうな。」
それに同調するような明日翔に、私はくすりと笑った。
「組を抜けた人とか、まだ若い組員とかーー。
荒川で執事をやってる人達とかにそれとなーく話を聞いて…
んーと、後は、怒らない…?」
明日翔をチラ見すると、早く言え、と目線で促される。
「掃除婦のフリして中入って盗み聞きしたり、盗聴器っぽいのおいてきたりして………怒んないでよ!私無事だし!」
凄い形相で周りの人達に睨みつけられて、そっちのほうが怖い、と思った私だった。


