明日を翔ける〜天翔〜




「ま、いつでもいいでしょ。
そろそろ帰るね。」

「送る。」


毎度明日翔は律儀に送ってくれる。


「俺達のシマとはいえど、なにがあるかわかんねぇから、大人しく明日翔さんに送ってもらっとけ。」


別にいいのに、と悪く思ってたところ、義経君がそう言ってくれたので渋々了承したのだった。


これじゃバレるのも時間の問題だな…。


学校が修羅場にならないといいけど。



そんなことを考えながら、本格的に冷え込んできた12月の風を頬に感じて、前でゆっくりと運転する明日翔の背中にくっついたのだった。