それから数週間。


私のバイトがない日は半ば無理やり資料室③か、溜まり場まで連れて行かれるようになり。


あの日結局スーパーに買い物にいった私がキッチンでご飯を作ったのがきっかけで、なぜか夜ご飯を作らされることもしばしば。

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『いただきまーす』


買ってきた材料で作ったホワイトソースパスタを一人で食べていた私は、4人全員から視線を集めた。


『…なに?』

『美味しそうだね、ゆかりちゃん。』

雪ちゃんのニコニコ笑顔に、私は諦めたように立ち上がった。


『食べたくない人手、あげてー。』


…初めからいってよね。


結局私が食事にありつけたのは、4人分きっちり作った後だった。


うまい、うまいいってくれたり

ガツガツがっついて食べてくれるのを見たら。


思わず嬉しくなってしまったのだけど。


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