「明日翔さんは青、雪は白、俺は赤で、七尾は緑。
そしてゆかりは紫だ。
みんなお揃いのピアスなんだぜ?」
義経君の言葉に、周りを見回すと
「ほ、ほんとだ…。」
ごてごてアクセサリーがついてるんじゃなくて、ただ一点だけ石がきらめいている。
「ゆかりちゃんのはそこのわがままの命令で小さな蝶になってるけどね。」
雪ちゃんの視線を追うと、隣で狸寝入りを決め込んでいる男。
「…ありがと。大切にする。」
ありきたりなことしか言えないけど、こんなに嬉しかったのはいつぶりだろう。
ピアスあけといてよかった。
そんなことを考えながら、今つけている小さな花がモチーフのピアスを外して、つけかえる。


