明日を翔ける〜天翔〜




明日翔はそう言って、私の目を見つめた。


「私がそれを誰かに言う時はーー」


明日翔が、天翔が私を裏切る時。

空気がピン、と張り詰める。

でもそんな日はこないだろう。


私はすでに、絶対的な信頼を彼に寄せているから。


「そんな日はきそうにないから、安心していいと思うけど。」


首を竦めておどけたようにすると、明日翔はふっと笑った。


糸が切れたように雰囲気が和らぎ、雪ちゃんは四角い箱を取り出した。


「最終テストクリアー。
そんなゆかりちゃんには、これをあげる。」