明日を翔ける〜天翔〜




「…破った奴は俺らが潰す。
名を堕とすような奴らはゆるさねぇよ?」


ポキポキと関節を鳴らしながら言う義経君は、あまりにも見た目と不釣り合いだ。


「ゆかりちゃん、前住んでたところで暴走族の噂なんて聞かなかったんでしょ?

だから俺らのことを知らなかった。

もし悪行がはびこってたら、そこらへんで俺らの名前を聞くはずだよ。」


つまりーーー。

「まとめあげているっていう自信があるってことね。」


そう言うと、雪ちゃんはにこりと笑った。


食えない奴だ、と思ったのは内緒にしておこう。