一人だけ状況把握できずに、明日翔の横で固まっていると、次の瞬間一気にフロアが静まった。 「いいか、お前ら。 …これからゆかりが天翔の女だ。 全力で守れ。 それが天翔の力になる。」 「「「「「はい!」」」」」 低くて力強い声はフロアを震わせた。 何時もの私なら、不良のくせにはい、かよ!と突っ込むところだろうけど。 今回ばかりは違った。 声を張り上げた、総長としての顔を見せた、蒼井明日翔という男に。 その声に、オーラに、横顔に、言葉にーーーー。 魅せられてしまったー。