だんだん考えるのが面倒臭くなってきた。 「自己紹介すればいいんだよね?」 ため息をついて、私はひゅっと息を吸い込んだ。 「中川高校2年の須玖ゆかり。 天翔のことはよく知らない…から、これから教えてくれるとうれしい。 正直怖いけどーー、明日翔の好きなものは私も好きになれると思うから。 えっとー、よろしく。」 そんなに声を張らなくても、思ったより声は凛と響いた。 義経君や雪ちゃんがああやって叫んでるのは、やりたいだけなんじゃないの?と思うほど。