明日を翔ける〜天翔〜




「ようこそ、天翔へ。」


にこりと笑ってそう言った雪ちゃんは、一瞬裏の顔を見せた。


この部屋に入るとは、そう言うことなんだ。


「俺はお前を引きずりこむつもりだ。
イヤならすぐに逃げろ。」


入り口で固まったままの私に、今更そんな選択を迫る明日翔。


答えなんて、決まっているのに。


「私は、明日翔の隣にいる。」

「危険だぞ。」

「私を引きずりこむなら…守ってもらわないと困る。」


そう言って笑った私を見て、明日翔はふっと笑った。


「そのつもりだ。」

「合格だね、ゆかりちゃん。」