明日を翔ける〜天翔〜




「鋭いのか鈍いのか…。」


そういってぐんっと引っ張られて、ソファの上に起き上がる。


…こんなちょっとしたことに、明日翔が男の子だって感じるんだよなぁ。


細いだけと思ってた腕は意外としっかりしていて、この腕で人を殴るのかと思うと少し恐ろしい。


でも、この腕に抱きしめられて安心する。


なんとも、蒼井明日翔のはよくわからない男である。


「私、鈍くないけど。」

「…どーだか。」


そういってクスリと笑った明日翔に、私の胸はトクン、と疼いた。