明日を翔ける〜天翔〜




「……………。」

……………。

「な、何?」

首の下と腰に回された手はしっかりと私を支えていて、鋭い瞳は幾分か優しく、私を見つめ続ける。


少し見上げて明日翔を見ると、自分しか写ってない瞳に吸い込まれそうになる。


「…そんな顔してそんなことされると、我慢できなくなるんだけど。」

そういってちらりとみた先には、キュッと握られた黒いTシャツ。


いつの間にかそんなことをしてたらしい。

「…何を我慢してるの?」


恥ずかしさを紛らわすためにそう聞くと、盛大なため息をつかれてしまった。