居場所をやる


そう言われるなんて。


俺の隣にいろ。


そう求めてくれるなんて。


なにより。


そんな言葉を、信じてしまう自分がいたなんて。


去年、命日の次の日なんて、孤独でさみしくて仕方がなくて、耐えられないほどだったのに。


「あの人は、暖かい。」


明日翔の温もりで、少しだけ満たされた気がした。