明日を翔ける〜天翔〜




優しい明日翔はいいと言ってくれても。


他の人たちは快くは思わないと思う。


だって

暴走族って女NGのイメージしかないもん!


「…ゆかりだからいいんだ。」


唐突に紡がれたのはそんな言葉だった。


ひと気のない校舎には私と明日翔の足音だけが響く。


「わからないか?
…自分がどれだけ、魅力的なのか。」


足を止めて、明日翔は私に向き合った。


私が魅力的……?


そんなことを面と向かって言われたことは初めてで、赤面してしまう。