「にしても遅かったな。何かあったのか?」 優夜の目に少し鋭さが増す。 「大丈夫、少し迷っただけだから。」 そうかえすと安心したように 「そうか。」 とつぶやいた。 少し歩いて優夜がとまる。 2ーA 「合図したら入って」 「うん。」 転校するという実感がわいてきて転校生ならではの緊張を感じながら返事を返した。