俺様と双子達

近付いて来るバレンタインも俺は仕事…。



地方のライブで生中継…。



1秒だって莉里に会えないのに…。



なにがハッピーバレンタインだ!!



「今日もはー君の声超よかった~!!」

「うん…。ありがと。それよりはー君って何!?」

「ファンの子達は最近隼人じゃなくてはー君って言ってるんだって~!!」



だから何…。



全く興味ないよ…。



1回寝たからって触るなよ…。



これだから打ち上げはイヤだ…。



「悟、俺帰る…。」

「あいよ~。じゃ、明日もヨロシク。」

「うぃ~…。」



一人でホテルに戻る寂しさ…。



こんな時は莉里に電話だ!!



「あ!?」

「日向さん!?」

「なんだよ。」

「莉里は!?何かあったの!?」

「風呂入ってんだよ。」



だからって娘の携帯に出ちゃマズイでしょ…。



莉里キレそう…。



ってか普通、電話に出る時は『はい。』とかって言うよね…。