ー葉月side

「ん…いったぁ…」

 目が覚めると、私は自分の寮の部屋に居た。

 とても頭が痛い。

 急に倒れ込んだからだろうか。

 私は、痛む頭を抑えながら、ベッドから降りる。

 そのままリビングへと向かうと、皆が集まっていた。

「ちょ…葉月!もう大丈夫なの!?」

 一番に結香が気付き、私に駆け寄ってくる。

 そんな結香に苦笑しながら、私は答える。

「うん、まあ大丈夫だよ。」

 すると、紫桜、理人、亜紀、悠斗の4人も此方へ駆けてきた。