「え!?」



周りの女子の視線が痛い。



「俺、工藤龍!

な、びり二なんだよ、教えてくれ!」






びり二....





「いいけど....」




私はメガネをくっとあげた。




工藤くん....なんか知ってる。



クラスの女子も他のクラスの女子も騒いでた。



“工藤くん”



ってこの人か。