そのあとは何したか覚えてない。



救急車来て



工藤くんの両親来て






そして今、私の目の前には「手術中」の文字。




赤く光っていた。




私と工藤くんの両親は椅子に座って待っていた。





「ごめんなさい....」





私は謝り続けた。




「哀川さん....のせいじゃないわ」





覚えたての名前を言ってくれた。







そして開く手術室の扉。





工藤くんが運ばれて医者が出てくる。