『幾つもの時をこえても・・・。』



やがて・・岩場近くに一艘の船が隠してあるのが見えた。


  「・・戻るなら今のうちです・・。」 


阿古という男性は、千寿という女性に声をかけた。


「戻れるとこなど最初からありません。

――それに永遠の命もこの島にあってはいけなかったと今は思っています・・。

この島を出る事に後悔はありません・・。

ただ・・・。」