ピピピピッ、ピピピピッ、ピッ。




「んん〜‥‥」



昨夜いつもより就寝時間が遅かったのが影響してなかなか目が開かない




重たい体を無理やり起こし立ち上がろうとした時、ドアの向こうから慌ただしい足音が近ずいてきた



ーガチャ




勢いよく開いたドアから何かが私目掛けて飛び込んでくる




「ねーちゃん!おはよ〜♪」




そう言いながら満面の笑みで抱きついて来たのは双子の弟のルキ




「…おはよ」




ふわっと香るルキの香りが心地よくて再び眠りに落ちそうになりながら体を起こす





ルキは朝の弱い私を、毎朝こうして起こしに来てくれる




いつもはこんな感じじゃないんだけど、朝は特別甘えたさんになるルキを見られるのは家族の特権だなぁ、




なんて、思わず頰が緩んじゃう