☆義孝side☆
・・・大丈夫かのう、毬子くんは。
探偵部・・・。
あの部活は、教師皆から嫌われている、
問題がある部活だからな・・・。
いくら栄助の娘だからといっても・・・。
探偵部はマズかっただろうか・・・。
わしはスマホを出して、栄助に電話をかけた。
『どうしたヨッシー』
「毬子くん、先ほど来たよ」
『そうか。
毬子はどの部活を志願したんだ?』
「・・・探偵部だ」
『探偵部?
探偵部って、あの旭(あさひ)がいる・・・』
「そうだ・・・」
『どうして止めなかったんだよ!』
「毬子くんが決めたことは全力で応援すると、栄助言ったよな?」
『・・・あぁ言ったよ』
「わしもその通りにしただけじゃ。
わしも毬子くんを信じている。
栄助も信じてやりなさい」
『・・・何かあったらすぐに連絡してくれ』
「勿論だ」
『・・・毬子を、よろしく頼むぞ。ヨッシー』
「任せろ」
わしは通話を終えた。